性同一性障害を抱え、2017年に性別適合手術を受けて正式に男性となった真道ゴーさん。
2017年に女子ボクサーとしては引退しましたが、2022年には男子としてリング復帰を目指すと発表し話題となりました。
現在は奥さんや子供と幸せな家庭を築いている真道ゴーさんですが、そこに至るまでには死を考えるほどの辛い時期があったんだそうです。
一体何があったのでしょうか?
今回はそんな真道ゴーさんの生い立ちについて調べてみました。
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真道ゴーの生い立ちが壮絶だった!
真道ゴーさんは3人兄弟の末っ子で、本名は「橋本めぐみ」さん。
幼少期はお兄さんのお下がりのズボンをはいたり、男の子が好きそうな遊びばかりしていたそうです。
お姉さんがお人形遊びに誘っても一切やらなかったんだとか。
小5で女子を強烈に意識
そんなやんちゃな幼少期を送っていた真道ゴーさんが、現実を突きつけられたのは小5の時の出来事でした。
いつも通り上半身裸になって遊ぼうとしていると、先生と友達の親に、
「お願いやから服を着て。女の子は男の子に胸を見られたら恥ずかしいんやで」
と叱られ、「自分は女の子なんだ」と強烈に意識したそうです。
そこから心と体の違和感が生まれたんですね。
中学で不良の道へ
中学に入ると女子との輪になじめなかったり、スカートを履かなければいけないという違和感が膨らみ、不良の道に走ってしまいます。
誰にも打ち明けられない辛さからなのかもしれませんね。
殴り合いのケンカや、喫煙、授業は机に足を乗せて受けていたそうです。
かなりヤンチャだったんですね!
彼女の存在
真道ゴーさんは高校で初めて彼女ができました。
周囲に気づかれることなく交際を隠し通せたそうです。
そして大学に進むと、新たに先輩の女性との交際が始まります。
そんな彼女にある時、
「あんたはしょせん、女。親に認めてもらうのは難しい。子供も作れない。私は普通の幸せが欲しいのに、好きになるほどみじめや」
と言われてしまったそうなんです。
その言葉に真道ゴーさんは
「自分の存在は好きな人を苦しめる。生きている価値なんかない人間や」
と思うようになったといいます。
大好きな人から現実を叩きつけられたんですね。
ショックは相当なものだったのではないでしょうか。
ホストとして働いたことが転機
大学を休学していた真道ゴーさんは大阪・北新地のホストクラブで働くことに。
なんと男性だと思っていた職場の同僚が、
全員同じ性同一性障害を抱える女性だった
そうなんです。
その時初めて同じ境遇の人と知り合い、死を考える事も無くなっていったそうです。
共感しあえるというのは大事なんですね!
ホステスとの出会い
ホストとして働いていた真道ゴーさんは、お客さんとして来ていたホステスさんに突然叱られたそうです。
「あんた見てたら腹立つねん。『どうせ自分なんか』と思って生きてるやろう」
「胸を張ってほしい。自分を認めて、好きになってあげなあかん。あんたは生まれてこんでよかった人間なんかやない」
この言葉で真道ゴーさんは
「人生を変えよう!」
と決意します。
この出会いが真道ゴーさんの気持ちを変えたんですね!
家族へのカミングアウト
真道ゴーさんは20歳の時に家族に、自分が性同一性障害であることを告白します。
その告白にお母さんは、
「ごめんな。気付いてたのに、ずっと気付かないふりをしてた。男だろうが女だろうが、あんたが幸せでいることが私の幸せや。これからはお母さんと、今を一生懸命生きていかへんか」
と言われました。
お母さんも気づいていたのですね。
お互いの気持ちが軽くなった瞬間ではないでしょうか。
ボクシングとの出会い
人の役に立てる仕事がしたいと消防士を目指すことになった真道ゴーさん。
たまたま砂浜でサーフィンをしていた消防士と知り合い、体を鍛えるために勧められたのが、ボクシングでした。
やってみるとボクシングの「男らしさ」に魅了されたそうなんです。
ボクシングを始めるきっかけは何気ない一言からだったとは驚きですね!
そこから真道ゴーさんのボクシング人生がスタートしたということです。
家族にもカミングアウトして、自分らしく生きられている真道ゴーさんはカッコいいですよね!
応援したくなりますね!
まとめ
今回は真道ゴーさんの生い立ちについて調べてみました。
今は家族を持ち幸せな生活を送っている真道ゴーさんですが、ここに至るまでには辛い経験をされていました。
そんな真道ゴーさんを今後も応援していきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。