素手で殴り合うミャンマーの国技「ラウェイ」、世界一危険な格闘技といわれています。
そのラウェイの2018年王者が日本人の渡慶次幸平さんという方です。
今回は渡慶次幸平さんはどんな方なのか、ラウェイをなぜ始めたかなどを調査しました!
Contents
ミャンマー国技「ラウェイ」とは?
あまり聞き慣れない「ラウェイ(Lethwei)」とはどんな格闘技なのでしょうか?
1000年もの歴史があるミャンマーの伝統ある立ち格闘技で、神聖なものとされています。
3分×5ラウンド制
バンテージとして手に医療用包帯のみを巻く
バンテージを巻いただけの拳で殴り頭突きもOK
国の機関から承認を受けている
対戦相手に攻撃的な言葉を浴びせたり罵ったりすると資格を剥奪されるんだそうです!
このあたりが神聖なものだということが分かりますね。
日本では「ビルマ拳法」「バンドー空手」「ムエ・カチューア」とも呼ばれています。
渡慶次幸平のプロフィール
- 名前:渡慶次幸平(とこし こうへい)
- 生年月日:1988年6月4日
- 出身地:沖縄県豊見城村
- 身長:170㎝
- 体重:71㎏
- 職業:総合格闘家・ラウェイファイター
- 所属:クロスポイント吉祥寺
- 特技:野球
格闘技を始めたきっかけ
沖縄出身の渡慶次幸平さんは子供の頃かなりヤンチャな性格だったそうで、よく保育園や小学校を脱走していたようです。
小学生から野球に打ち込んでいたそうですが、
高校の時にテレビで見た山本徳郁さんに影響を受けて格闘技に興味を持つようになります。
そして2012年、24歳の時のに総合格闘技デビューし、わずか1年でパンクラス・ストロー級王座を獲得してしまうんです!
格闘技の才能があったことが分かりますね!
パンクラスとは日本の総合格闘技団体。
元ホームレス?
なんと渡慶次幸平さんには状況当時、ホームレス経験がありました。
19歳で上京しますが、手持ちのお金が尽き、駅ビルのトイレで寝泊まりするホームレス生活を送っていたんだそうです。
意外な過去に驚きですね!
結婚して格闘技から離れる
渡慶さんはホームレスから脱却して就職します。
そして下積み時代に明日バイト先で知り合った女性と結婚することに。
授かり婚だったそうですよ!
その結婚を機に、家族を支えるために2年ほど格闘技から遠ざかっていたそうです。
ラウェイを始めた理由は?
格闘家だけでは家族を養えないと考えていた渡慶さんですが、格闘家の夢が捨てきれられずにいました。
そんな時にジムの会長から、
「危険だがファイトマネーの良い格闘技がある」
と「ラウェイ」を紹介されたそうです。
家族を養うことと、格闘技になるという夢を叶えるために、渡慶さんは専業ラウェイファイターになることを決意しました。
ラウェイの対戦成績が凄過ぎる!
渡慶次幸平さんのラウェイ対戦成績がすごかったので見てみましょう。
- 2017年6月16日:LETHWEI in Japan 4 ~フロンティア~ FRONTIER TKO負け。
- 2017年12月10日:第4回エアKBZ アウン・ラン・チャンピオンシップ 5R引き分け。
- 2018年2月21日:LETHWEI in Japan 7 ~勇気~ YUKI TKO勝利。
- 2018年6月29日:LETHWEI in Japan 8 ~サムライ~ SAMURAI KO勝利
2018年12月16日の第5回エアKBZ グランドファイナル・ミャンマーチャンピオンシッではKO勝ちし、2018年の王者となりました。
2017年にラウェイを始めてわずか1年で王者に輝いているなんて凄すぎますね!
2019年以降の試合では6試合中4試合で勝利を収めているんです。
日本だけでなく、世界のトップラウェイファイターになる日も近そうですね!
渡慶次幸平の社会支援がすごい!
渡慶次幸平さんは他にも注目されていることがあります。
それは「社会貢献」です。
渡慶さんは「困っている人がいたら助けない理由がない」と様々な活動をしています。
ミャンマーに学校を建設
渡慶さんはミャンマーに3校の学校を自身のファイトマネーで建設しています。
渡慶さんはラウェイの王者になり、ミャンマーの村で
貧困により夢を見られない子供たちを目撃し衝撃をうけた
と話していました。
そこでファイトマネーだった500万円やクラウドファンディングの資金を集めて、ミャンマーに学校を3校建てたのです。
本日、皆様からのクラウドファンディングの資金と僕のファイトマネーを合わせて建てた学校が完成しました。
開校式はミャンマーの空港が開く10月頃を予定してます。
目標の100校に向けて既に3校目まで始動してます。
コレからも活躍して、どんどんミャンマーに恩返ししていきます!#ILFJ pic.twitter.com/0pdKZmFVcU— 渡慶次幸平 ラウェイ (@tokeshikouhei) August 6, 2020
貧しい子供たちの為にここまで出来るなんて素晴らしいですよね!
現在も活動は続いていて、渡慶さんは人格者なのだと感じます。
吉祥寺で「お菓子配りおじさん」
渡慶さんは他にも、
吉祥寺で月1回子ども食堂とコラボして「駄菓子屋トケシ」を開いています。
コロナ禍で夏祭りなどの楽しみが奪われた子どもたちのために企画したんだそうです。
子供には食事もお菓子も無料で提供していて、
駄菓子屋の運営費はファイトマネーから全額拠出している
ということです。
ファイブグループさんへ
RIZINのファイトマネーで仕入れてきた150人分の駄菓子屋トケシのブツを納品今週末28日の日曜日
吉祥寺ヨドバシカメラ裏にあります
燻し家もっくんにて開催
子供は食事も無料!駄菓子もくじ引きもおもちゃも無料!!
皆さん子連れで吉祥寺に遊び倒しに来てくださいね! pic.twitter.com/GRv5mNud3M— 渡慶次幸平 ラウェイ (@tokeshikouhei) November 24, 2021
これは試合に勝っても負けても開いているんだそうです。
渡慶さんの人柄の良さが分かりますね!
まとめ
今回はミャンマーの国技「ラウェイ」で王者にも輝いた渡慶次幸平さんのプロフィールや経歴を調査しました。
ラウェイファイターの他にも人々を笑顔にする為に活動している姿もとてもかっこよかったですね!
今後の活躍も楽しみな渡慶次幸平さんでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。